閉じ込めたくもなります。自分以外の誰かに振りまく優しさがあんまりにも　憎らしいので。 誰かと同じ分の優しさを与えて欲しいわけじゃないんです。優しさの全てを俺だけに与えろなどと無謀すぎることは云いませんから半分くらいは独占させて欲しいです。（本当は全部与えて欲しいですけど、そんなことを云ったら本当に愛想を尽かされそうなので我慢してるんです。欲のままに生きているように見えるかもしれませんけど、俺だって妥協って言葉を知ってるんです。いざとなればそれくらい出来るんです。）俺の我侭を増徴させたのはお前自身であって。鈍いお前ですけど多分そこら辺の自覚はあるんでしょう。俺の言動に振り回されることを由としない癖して、それでも蜂蜜みたいに甘ったるいお前はいつだって甘受する。卑怯なんて云わせません。最初に俺の我侭を赦したのはお前で俺はそれに付け入って甘えるだけですから。なのに隙が多くて無防備で情に厚くて脆すぎて、優しすぎるから困る。お前　知らないでしょうけど、困らせることに関しては俺よりもお前の方が達人級ですよ。それは　お前だけが知らない事実。クルーはみんなはいつだってお前の一挙一動に振り回されています。今日も明日も明後日もお前に振り回され続けるのでしょう。誰もが実らない恋に想いを馳せて、誰もがお前の抱く甘く柔らかな小さな恋を守りたいと願っています。誰よりも倖せになって欲しいです。だから悔しいけど俺もお前の恋を応援するんです。お前が故郷に残した少女を慈しむように俺も俺達もお前を慈しみます。だからお零れの優しさをもう少し分けて貰いたいなんて要求は決して無謀ではないと想うのですが、如何なものでしょう？果てのないいたちごっこはきっと永遠に終わらないままなのですから！ あいのかたちはさまざま　で（20100212）