いくら望んだところで神様は自分勝手だから簡単に願いなんて聞き届けてはくれないよ。だから多少強引でも傲慢でもずるくならなくてはいけないねとウォーズが笑う。それでも俺はスグルの倖せを一番に祈っているよと言葉を紡ぐ彼の為にわたしが祈れることとは何だろう。わたしもまた彼の倖せを願っている。それでもそれだけでは足りないのだとウォーズの為に出来ることはないだろうかと思案することの歯がゆさはスグルの矮小な脳味噌をこれでもかとくすぐらせるのだ。明確な答えが見つからないから気掛かりになってしまうのだろうかと心の中で自分勝手な神様とやらに呼びかける。神様、わたしが彼の為に出来ることとはなんでしょう?世の中 わかりたいのにわからないことだらけです。(だからこそ 愚かな人はあなたに縋ってしまうのでしょうか)





あなたの倖せを願える 倖せ(20100314)