夢の中でしか逢えない。そんな困ったような笑顔じゃなくて、俺の名を呼ぶあんたの声が聞きたい。どうしようにもなく触れたい。愛したい。あんたに逢いたいとあんたが欲しいと気が触れてしまいそうだ。なのに、夜しか逢えない。夢の中でしかあんたの姿を追えない。消えない焦燥が俺自身を燃やしつくしてしまえばいい。そうしたら、あんたに逢える。あんたに触れることが出来るのに。無情にも訪れるそれは呪い尽くしてもつくせないほどに忌々しく、いつまでたっても醜い朝の終わりの足音さえも聞こえやしない。(いつまでたっても あんたに あえない。)





朝を呪い(クラウドとザックス 02110301/アンナアベル)