御飯事のような。砂糖菓子でつくられた甘くて優しい彼の世界を守りたいと願うそれを一体何と呼べば云いのだろう?などと、クルーの誰もが考えているだなんて長鼻の彼は考えたこともないだろう。哀しい彼と一緒に泣きたくて、暖かな彼と笑いあいたくて、優しい彼に優しくしたい。なのに、当たり前とも呼べる欲求を当たり前だと云い切ることがどんなに難しいか。それを難なくやり遂げてしまう彼の非凡さを、私はとても好ましいものだと 想っている。





当たり前という名の非凡さ(20100107)