「抱きしめさせて。多分ね、この腕はロイド君を抱きしめる為に存在したんだよ。ロイド君に触れる為に必要だったんだって信じさせて欲しいんだ。だから抱きしめさせて お願い。」
明日で、終わりなんです。幕が下りてしまうんです。優しい優しい ロイド君。俺様はロイド君を哀しませたいわけじゃないってことだけは理解して欲しいんだ。でもね俺様は臆病者だから面と向かって「さようなら」って伝えられそうにないんだよ。だからね。ずるくて卑怯なこの抱擁をどうか餞別と 呼ばせてね。





ことばのいらない くに(20100127)